身体と向き合う仕事を選んだ理由
身体を知ることから、より良い施術を考える
私は昔から、人の身体に触れることが好きでした。
子どもの頃から家族の肩を揉んだり、マッサージをしたりしながら、
「なぜここを押すと楽になるのか」
「この場所を変えると、身体の感じ方はどう変わるのか」
そんなことを自然と考えていたように思います。
その興味がきっかけとなり、鍼灸の道へ進みました。
学校では、鍼灸や東洋医学だけでなく、解剖学・生理学・運動学など、身体の構造や機能についても学びました。
東洋医学では、経穴(ツボ)や経絡、気血の状態などを捉えながら、身体を部分だけではなく全体として考えていきます。
一方、西洋医学では、筋肉・神経・関節・血管などの解剖学的な構造や、生理学的な身体の働きから症状を考えていきます。
異なる考え方のように見えても、それぞれの視点から身体を捉えることで、症状の背景をより多角的に考えることができます。
学べば学ぶほど、身体は単純なものではなく、筋肉や関節だけでなく、神経系や循環、内臓、自律神経など、さまざまな機能が関係し合っていることを実感するようになりました。
そして現在も、施術の中で感じた疑問や、患者様の症状について「なぜこの症状が起きているのか」「身体のどのような変化が関係しているのか」と考え、必要に応じて文献や医学的な知識を調べながら、日々学び続けています。
私が大切にしているのは、東洋医学だけ、西洋医学だけという一つの視点に偏らないことです。
鍼灸や指圧による身体への刺激を、その方の症状や身体の状態に合わせて考え、解剖学・生理学的な視点と東洋医学的な視点の両方から、目の前の患者様の身体を捉えていく。
そして、単に痛みのある場所だけを見るのではなく、
「なぜ、そこに症状が出ているのか」
ということまで考えながら施術する。
それが、私が中澤治療院で大切にしている姿勢です。
子どもの頃に好きだったマッサージから始まり、鍼灸と東洋医学に出会い、身体の構造や機能を知ることに夢中になった。
その「身体をもっと知りたい」という気持ちは、今も変わっていません。
「もっと身体について知りたい」
「もっと良い施術ができるようになりたい」
その気持ちを大切にしながら、これからも一人ひとりの患者様の身体と向き合い、学び、考え、施術を積み重ねていきたいと思っています。